マリア

    聞こえぬとポッケトさぐり布ひらき刀鍛冶師が右耳を出す

    「哲学者よ」と呼ばるる二世の男乞食ふと目をそらし腕を組みたり

    マシュマロを作る過程にふくらませし息子の不満はわれが食らわん

    金髪も白髪になりて土いじるダビデの心境らしき花咲く

    一城を売りたい君と二城ならサインもするがと目を据えている

    地獄までついては行かぬわれは我崖にひともと雛罌粟の花

    年輪を虚空へ忘れし椰子の樹か直なる幹に孤立の美あり

    移民とて苦労を知らぬ妻達の悩みは死までの輝きなりと

    民の怨みを現にすれば政治家の顔なるユダの今日叩かれる

    マリアとマリアがマリアを押して道をゆくマリアらしきは幼きマリア

    わが歌に涙のすじのなきことを先の移民と比べられおり

      


次へ

[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?! Click Here! 自宅で仕事がしたい人必見! Click Here!]
[ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ]
[ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。 ]


FC2 キャッシング 出会い 無料アクセス解析